アマビエの商標登録は?著作権は?肖像権は?勝手に名前を使っていいの?

アマビエの 商標・著作権・肖像権 について考える!

この記事で分かること

「アマビエ」が商標登録されているのか?著作権は?肖像権は?を調べてみた。

まずは特許情報プラットフォームで商標登録を検索

商標が登録されているかを調べるサイト特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP]で検索してみました。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

まずは平仮名で「あまびえ」を検索してみる。
あまびえ 商標登録検索
検索結果は0でした。

次に、カタカナの「アマビエ」で検索してみる。
アマビエ 商標登録検索
やっぱり結果は0でした。

ということは、商標登録はまだされていないということです。

面白法人カヤックが作った特許庁の「商標拳活劇ムービー」

商標登録しておかないと、後発ハイエナどもに負けてしまいますよ。

特許庁のホームページ内に設置した特設サイトのPR動画。

このショートムービーは、株式会社カヤック(面白法人カヤック)が作成したコンテンツというから、面白くない訳がない。

第2弾を期待してしまいます。

今から商標登録できるのか?

そもそも商標出願に出願料が3,400円+(8,600円×区分数)

区分というのは、商品・サービスの種類です。1つの商標で全部の商品の名前の権利を取れるのでは無いのです。「酒」とか「菓子」とか「ソーセージ」とか品目に分かれてそれぞれに登録しないと使えないということです。

そして、登録されると10年分の登録料を前払いで28,200円×区分数。

結構な金額ですね。

申請はできますけど、審査が通るかは分かりません・・・・。だれかやってみてください。

一時期話題になった、カーリング娘の「そだねー」は、北海道の企業が商標権を取りましたけど、北海道と関係ない所に商標権を取られて自由に使えなくなることを避けるために確保する意味で取得したそうです。

農産物・海産物のブランド名が中国で商標権取られてる実態があります。くまモンとか。

日本の官公庁や中小企業も著作権関係はちゃんと見直した方がいいかもしれません。

さて、アマビエ関係で商標申請している公告がないかと、ネット検索して見つけたものを以下に列挙しておきます。

ちなみに、「いったんもめん」は水木プロが4区分の商標を取ってました。

Amabie Project  商標登録申請中

https://www.wayu-raku.co.jp/

少しでも皆様の安心と安全をご提供できる企画として立ち上がります。
COMMING SOON

具体的な内容は書かれていませんでした。

和装小物・雑貨の卸売りの会社のようなので、私はアマビエのデザインを使った作品シリーズを発売するのかな?とも思いました。

意匠登録出願済み「小さいふ。コンチャ 栃木レザー素上げヌメ革100%「アマビエ」」

小さいふ。コンチャ 栃木レザー素上げヌメ革100%「アマビエ」 – 小さい財布の小さいふ。クアトロガッツ 公式Webshop

http://quatrogats.com/?pid=150507441

アマビエの刻印の小銭入れです。「小さいふ」という名前も商標登録されています。

例の「アマビエ」の絵の著作権は?

京都大学附属図書館所蔵だった

アマビエ『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵

画像:『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵)

例の絵、「くちばし」と「ひし形の目」と「長い髪」と「体にうろこ」と「三本足」の特徴のある、一見シュールな「アマビエ」の横顔姿を描いた絵の所蔵元はどこでしょうか?

調べてみると、上記ツイッターにもあるように、「京都大学附属図書館」で所蔵している資料でした。

以下にその元となるデジタルアーカイブのリンクを貼っておきます。
「新聞文庫・絵」は全部で84ページあって、最後の84ページ目に「アマビエ」の挿絵が付いています。

新聞文庫・絵 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00000122

本記事はアマビエの画像を加工して利用しています。
これらの資料は二次利用もできるということなので、その規約を確認しないといけませんね。
以下にリンクと引用を貼っておきます。

コンテンツの二次利用について | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

当ウェブサイト上のコンテンツのうち、京都大学附属図書館、吉田南総合図書館、経済学研究科・経済学部図書室、理学研究科各図書室及び理学部中央図書室及び総合博物館が所蔵する資料を複製した画像データ(以下「画像データ」といいます)は、特段の定めがない限り、以下の条件をすべて満たす場合に、特別な手続きを経ることなく無償で複製、加工、出版物・ウェブサイト・放送番組等への掲載収録を行うことができます。
原資料所蔵館が提供する画像データであることを、著作権法に定める引用の方法に準じて明示してください。
(例)『資料のタイトル』(京都大学附属図書館所蔵)
(例)『資料のタイトル』(京都大学附属図書館所蔵)部分
(例)『資料のタイトル』(京都大学附属図書館所蔵)を改変
ウェブサイト等に掲載する場合は、掲載ページ内に当ウェブサイトへのリンクを含めてください。
画像データに対して加工、変形等の操作を行った場合は、その旨を明示してください。

この場合、アマビエの資料のタイトルは「新聞文庫・絵」となっていますが、デイリースポーツの記事によると

「『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵)」と明記すれば、自由に使って構わないそうです。

というわけで、上記画像にも所蔵元を明記していますし、記事中に資料へのリンクを貼っています。

肥後国海中の怪(アマビエの図)

新聞文庫・絵 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブには、参考資料として、84コマ目の資料は「肥後国海中の怪(アマビエの図)」と書かれていて、 湯本豪一編『明治妖怪新聞』柏書房, 1999が参考資料として紹介されています。

どういった書籍か調べてみたのですが、私はこの本を持っていないのでどういう内容かまでは分かりませんでした。

アマゾンでは品切れの表示出ていて、図書館検索したところすべて貸し出し中となっていました。
↓↓↓この表紙の本です。今持っていたら値打ち物ですよ。

 

明治妖怪新聞 「肥後国海中の怪(アマビエの図)」): 湯本豪一編『明治妖怪新聞』柏書房,

京都大学附属図書館の人のコメントがある

以下にデイリースポーツのサイトに記載されている京都大学附属図書館の人の取材コメントを引用しておきます。

「SNSで2月頃からアマビエがどんどん広がっていたのですが、京都大学附属図書館所蔵の資料の写真が所蔵館の表示のないまま載せられているという状態でした」(同館職員)
(中略)
「所蔵館を示して当館所蔵のオリジナル資料の画像にたどり着き、デジタルアーカイブを活用していただきたいという思いや、暗いニュースが多いなか、少しでもみなさんに楽しんでもらいたいという思いから担当者がツイートしました」
(中略)
「二次利用のルールは、資料のタイトルと所蔵館を明記さえすれば自由に使っていただいて良いという簡単なものです。問い合わせを受けた場合は、個人で楽しむためや、商業利用であっても所蔵館明示が難しい媒体での利用の場合を除いて、なるべく守って欲しいと案内しています」とコメント。

引用:デイリースポーツ

上記コメントのツイートというのが、記事トップに貼り付けたツイートになります。

ツイートのお陰かどうかはわかりませんが、今では日本中で「アマビエバブル」でいろんなコラボ商品が出てきています。

「アマビエ」ならぬ「アマエビ」Tシャツまで出ていますし。

 

アマビエに肖像権はあるのか?

向山 富雄弁護士によると、

法律による明文の保護規定はありませんが、プライバシー権の一部であり、人格に固有の非財産的利益である人格権の一つとして認められています。
したがいまして、建物や競走馬といった人間以外の対象の場合には、肖像権は認められません。

全文は建物に肖像権ってありますか? | みんなの質問を見る | 中日教えてナビをご覧ください。

また、内藤 幸徳弁護士によると

権利主体は、自然人(人間)か法人にのみ認められます。
但し、その写真が法人等、権利主体となる主体に帰属するような場合には、肖像権侵害にはなり得ます。

全文は[インターネット]動物に肖像権はあるのか – 弁護士ドットコムをご覧ください。

つまり、人間で無いアマビエには肖像権はありませんでした。
そして、写真の権利を持っているのは京都大学附属図書館で、二次利用を許可しているので、「アマビエ」の姿は第三者も利用可能だということです。

 

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